プレゼンやスピーチ、就活で自己PRや志望動機を話す場面で、伝えたいことを一生懸命しゃべった結果、聞いている人たちのリアクションが「???」だった経験はありませんか?
「つまり何が言いたいの?」
「結論から言ってよ」
「内容を整理してもう1回話して」
せっかくパワーポイントやレジュメの準備をばっちりしても、しゃべりで失敗してしまったらプレゼンが台無しです。
話す内容を事前に考えたとしても、構成を無視していたらスピーチが台無しです。
もしも当てはまる場合は、ぜひPREP法を身につけましょう。
PREP法を身につければプレゼン・スピーチはもちろん、上司やお客さんへの説明、文書の作成など様々な場面で「わかりやすい説明」ができるようになります。
この記事で分かること
- プレゼンやスピーチで失敗しない”型”を理解できる
- ”型”の使い方が分かる
- プレゼン・スピーチ以外への応用を理解できる
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PREP法とは
- Point ・・・ 結論
- Reason ・・・ 理由
- Example ・・・ 具体例
- Point ・・・ 結論
の順で構成する会話・文書の型です。
結論 → 理由 → 具体例 → 結論
と、はじめに結論・主張を持ってくることで自身が伝えたい内容を端的に伝えます。
伝えたい内容、つまり話しのゴールが見えると聞き手は全体像をイメージしやすくなります。
その後、なぜそうなったのかを説明し、データやエピソードなどを使って理由や根拠を示します。
そして最後に、もう一度結論を伝えます。
PREP法の使い方
仕事や就活におけるPREP法の使い方を3つの例題を用いて紹介します。
上司から質問されたとき
PREP
あなた
(結論): はい。○○くんが適任だと思います。
(理由): ○○くんは普段から説明が上手で話しが分かりやすいからです。
(具体例): 先日も、××さんがお客さんに上手く説明できずお客さんを怒らせてしまいそうになっていたところを○○くんが上手にフォローしてくれていました。きっと研修でも上手くやってくれます。
(結論): なので、○○くんが適任です。 上司: なるほどね。ありがとう!○○くんにお願いしよう!
研修の講師をするとき
PREP
(結論) : 今日の研修のゴールは、分かりやすい資料を作ることです。
(理由) : なぜ分かりやすい資料が大事かというと、資料が分かりやすいと見聞きする相手がストレスなく内容をイメージすることができるようになるからです。
(具体例) : 資料から結論や主張が見えない話しだったらストレスを感じてしまうことがあるでしょう。
グラフや表でいろいろな数値を示した資料があったとしても、それぞれの数字が何を意味しているのか?その数字を元に何をやりたいのか?
ゴールが見えなければ時間を無駄にしてしまいます。
(結論) : ですので、今日の研修を通じて分かりやすい資料を作ることを学んでいってください。
就活で志望動機を話すとき
PREP
(結論) : 私が御社を志望したのは○○という理由からです。
(理由) : 前職では△△の仕事を行なっておりましたが、その仕事を通じて関わる外部の方々がとても生き生きと働いているのを見て、その業界に興味を持ち始めたことがきっかけです。
(具体例) : 調べていくうちに御社のことを知り、御社の取り組んでいる○○に感銘を受け、私が最初に感じた衝動と同じ感覚を受けました。
私は□□が得意です。違う業界で働いていましたが、この経験は新たな環境においても活かせるものです。自分自身の成長にもなりますし御社の○○にも貢献できるものと考えています。
(結論) : 以上のことから、私は○○の理由で御社を志望いたしました。
何気ない会話でもPREP法使って練習してね!
型はPREP法だけじゃない
PREP法を使った3つの例を紹介しましたが、型はPREP法だけではありません。
使い分けてバリエーションを増やしていきましょう。
SDS法
SDS法とは、Summary・Details・Summaryの頭文字をとった方法です。
Summary = 全体の概要や結論
Details = 詳細
Summary = まとめ
SDS
(概要) : 今日の研修は、分かりやすい資料を作る方法を紹介します。
(詳細) : 内容は大きく3つのパートがあります。
①データの適切な集め方
②データを加工する方法
③分かりやすい資料のための数字の見せ方
(まとめ) : 研修を最後まで学んだときにはきっと分かりやすい資料が作れるようになっています。
では、さっそく内容に入っていきましょう。
喋る場面に強くなるための書籍
喋ることは場数をこなすことで慣れてきます。
本記事で紹介したPREP法を練習することに加え、書籍を読んで勉強することで更に磨きがかかります。
これは、喋ることが苦手な筆者が読んで役に立った書籍です。
この本に限らず、本屋やAmazonには多くの書籍があるので自身に合った1冊を探してみてください。
リンクからネットショップのページへ飛べるので、リンク先で「話し方」や「面接」「プレゼン」などのキーワード検索をしてみてはいかがでしょうか。